内容説明
聖霊の光に照らされた旧約理解がキリストへと導く。聖書の「三つの読み方」―字義的歴史的、倫理道徳的、霊的神秘的解釈を提唱した古代教父オリゲネス。聖霊の光の下に、歴史的意味を超え、われわれをキリストへと導くオリゲネスの現存する創世記説教16本を完訳。
目次
創世記1章
創世記6章5節‐8章22節
創世記17章1‐13節―アブラハムの割礼について
創世記18章1‐33節―「神がアブラハムに現れた」と記されていることについて。
創世記19章―ロトとその娘たちについて
創世記20章―ペリシテ人の王アビメレクについて、なぜ彼はサラを妻にしようと望んだのか
創世記21章1‐21節―イサクの誕生と、イサクが乳離れしたことについて
創世記22章1‐14節―アブラハムが息子イサクを捧げたことについて。
創世記22章15‐17節―アブラハムに与えられた二度目の約束について
創世記24章10‐27節―リベカが水を汲みにやって来たとき、アブラハムの僕が出会ったそのリベカについて〔ほか〕
著者等紹介
小高毅[オダカタケシ]
1942年、京城(ソウル)に生まれる。1975年、カトリック司祭に叙階。1978‐80年、ローマ、アウグスティニアヌム教父研究所に学ぶ。1984年3月、上智大学大学院神学部博士課程修了、神学博士号取得。現在、東京カトリック神学院講師、カトリック長野教会協力司祭
堀江知己[ホリエトモミ]
1979年、前橋生まれ。東北大学文学部人文社会学科卒業。東京神学大学大学院博士課程前期課程修了。日本基督教団堺教会伝道師、福島教会牧師、能代教会牧師を歴任し、現在は前橋中部教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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