内容説明
三浦綾子の代表作『氷点』『塩狩峠』をはじめ、自伝や歴史物を含む36作品を厳選。単なる作品紹介ではなく、三浦綾子文学研究の専門家が作品背景を解説。あらすじ紹介はそれ自体が1つのストーリーとして読み応えのあるものとなっている。国民的文学である三浦綾子の世界へようこそ。
目次
小説 『氷点』―人間の罪と苦悩を鮮烈に描いたデビュー作
小説 『続氷点』―一度は死を選んだ主人公の再生と救済の物語
小説 『ひつじが丘』―愛に迷い、傷つき生きる若者たちの物語
小説 『塩狩峠』―我が身を犠牲にして人を救った鉄道員の人生
自伝 『道ありき』―三浦文学の原点となった著者青春時代の彷徨
小説 『天北原野』―引き裂かれた愛の物語を軸に苦難の意味を問う
歴史小説 『海嶺』―鎖国時代、数奇な運命をたどった漂流民の物語
小説 『泥流地帯』―十勝岳噴火の泥流が押し流した人々の受難
小説 『続泥流地帯』―大災害に生き残った人々が求めた苦難の意味
小説 『銃口』―国家権力の不条理に翻弄される教師の人生〔ほか〕
著者等紹介
森下辰衛[モリシタタツエ]
1962年、岡山県に生まれる。1990年、インマヌエル山口キリスト教会にて受洗。山口大学大学院にてフランス文学、日本文学の修士課程修了後、福岡女学院短期大学および同大学で専任講師、助教授。現在三浦綾子読書会代表、三浦綾子記念文学館特別研究員
上出恵子[カミデケイコ]
1952年、神戸に生まれる。1973年、日本基督教団塚口教会にて受洗。関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。活水女子大学、九州産業大学教授を経て、活水女子大学名誉教授
奥野政元[オクノマサモト]
1945年、大阪府に生まれる。関西学院大学大学院文学研究科博士課程満期退学。1974年、活水女子短期大学講師、1981年、活水女子大学教授を経て、活水女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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