初期キリスト教の宗教的背景―古代ギリシア・ローマの宗教世界〈上巻〉

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初期キリスト教の宗教的背景―古代ギリシア・ローマの宗教世界〈上巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 349p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784818409682
  • NDC分類 192.3
  • Cコード C3016

出版社内容情報

キリスト教誕生当時における、周辺世界の宗教・哲学・習俗を詳説。当時の庶民の宗教的日常を、史料を基に生き生きと描く。キリスト教誕生当時における、周辺世界の宗教・哲学・習俗を詳説。

新約聖書を理解するには、同時代のギリシア・ローマ世界の宗教事情を知ることが不可欠である。当時の庶民がどのような宗教的日常を送り、宗教に何を期待していたか、史料を基に生き生きと描く。ドイツ語圏、英語圏で高い評価を得ている世界的名著、待望の翻訳。

【推薦のことば】廣石 望氏(立教大学文学部教授、日本聖書学研究所所長)

そうだったのか! のギリシア・ローマ宗教史

『新約聖書』はキリスト教信仰の基礎ですが、その諸文書はヘレニズム・ローマ時代の東地中海世界で生まれました。そこには今なお古代の宗教遺跡がたくさん残っています。最初にキリスト教のメッセージに接した人々は、パウロが「あらゆる点で最も信心深い人々」とアテネ人を呼ぶように(使徒17:22)、マルチな宗教文化の中で生きていました。犠牲を捧げ、死者を祀り、秘密の儀式を行い、神託を伺い、支配者を崇拝し、哲学を論じ、霊の世界に憧れる──。現代の多文化世界に似ていなくもない、当時の宗教世界への最良のガイド・ブック。それが、碩学クラウクの手による本書です。

はじめに/
略語表/一般的参考文献

序論
 比較的広汎な課題
 比較的初期の計画
 社会理論からの諸要素
 聖書の理論的枠組(パラダイム)

第?章 
日常生活および境界線上の経験:
市民宗教と家庭宗教
A 犠牲祭儀
 1 犠牲儀式
 2 神殿と祭壇
 3 神々と神々の像
 4 祭司
 5 祭礼
 6 犠牲理論
B 団体
 1 対外的な現れ方と術語
 2 個々の例
 3 外部からの観察
C 家庭宗教(Religio domestica)
 1 語彙と社会史の予備的設問
 2 家庭祭儀慣習
 3 私的聖所
D 死者の祭儀
 1 葬礼儀式
 2 冥界
 3 死者への食物供与と死者を祝う食事
 4 墳墓に記された警句(エピグラム)

第?章 
神秘の魅力:密儀宗教
A 現象へのアプローチ
 1 用語
 2 現象学
 3 歴史
B エレウシスの密儀
 1 ホメーロス風のデーメテール賛歌
 2 エレウシスの合言葉(シュンテーマ)
 3 入会儀礼の3段階
 4 主要な祝祭
 5 密儀の内実と意味
C ディオニュソスの祭儀と密儀
 1 エウリピデスの『バッカイ』
 2 密儀宗教
 3 オルフェウス教
D アッティスの祭儀
 1 神話
 2 祭儀
 3 密儀の形式と儀式
 4 牡牛の供犠
E イシスの祭儀
 1 神話
 2 祭儀と密儀
 3 イシスについてのアプレイウスの書物
 4 サラピス
F ミトラスの密儀
 1 起源の問題
 2 入会儀礼の等級と儀式
 3 礼拝の場所と祭儀的なイメージ
 4 ミトラスの密儀の広がりと意義
G 評価

第?章 
民間信仰:
概観─占星術、占い、奇跡、魔術
A 治癒の奇跡
 1 奇跡の行われる場所:エピダウロス
 2 奇跡行為者:テュアナのアポロニオス
B 未来の予言としるしの解釈
 1 諸概念に関する説明と一般的な紹介
 2 デルフォイ:託宣の場
 3 その他の概観
 4 託宣の集成:シビュラたち
 5 夢とその解釈
C 魔術
 1 外面的な現れ
 2 境界線の問題
 3 魔術に関わる文学的場面
 4 魔術文書
D 占星術
 1 基本的な諸要素と歴史
 2 文献への反映
 3 占星術の手引書
 4 先見

監訳者あとがき/
聖句索引/二次文献索引

H.-J.クラウク[ハンス ヨーゼフ クラウク]
1946年生まれ。カトリック司祭。1977年ミュンヘン大学で神学博士号取得。ヴュルツブルク大学、ミュンヘン大学新約聖書および初期キリスト教文学教授、シカゴ大学神学部新約学教授を経て、2016年同神学部名誉教授。イエスの譬え、コリント書簡、ヨハネ書簡などの新約聖書文書に関するもの、外典諸文書、新約学に必須の背景であるギリシア・ローマ世界の宗教的・社会的な歴史に関するものなど膨大な学問的業績を持つ。

小河陽[オガワアキラ]

吉田忍[ヨシダシノブ]

山野貴彦[ヤマノタカヒコ]

内容説明

キリスト教が生まれたころ、東地中海世界の庶民は、どのような宗教的日常を送り、宗教に何を期待していたのか?碩学クラウクが、史料を基に生き生きと描く世界的名著。待望の邦訳。

目次

第1章 日常生活および境界線上の経験:市民宗教と家庭宗教(犠牲祭儀;団体;家庭宗教(Religio domestica)
死者の祭儀)
第2章 神秘の魅力:密儀宗教(現象へのアプローチ;エレウシスの密儀;ディオニュソスの祭儀と密儀;アッティスの祭儀;イシスの祭儀;ミトラスの密儀;評価)
第3章 民間信仰:概観―占星術、占い、奇跡、魔術(治癒の奇跡;未来の予言としるしの解釈;魔術;占星術)

著者等紹介

小河陽[オガワアキラ]
1944年岡山県生まれ。1967年国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。1969年東京大学人文科学研究科修士課程修了。1970‐73年東京大学助手。1975年ストラスブール第二大学プロテスタント神学部博士課程修了(宗教学博士)。1989‐91年弘前学院大学文学部教授。1991‐2010年立教大学文学部キリスト教学科教授。現在、関東学院大学教授(2010年~)、学院長(2014年~)

吉田忍[ヨシダシノブ]
岩手県出身。弘前大学人文学部卒業。立教大学大学院文学研究科組織神学専攻博士課程前期課程修了。同大学院文学研究科博士課程後期課程満期退学。農村伝道神学校、無教会研修所、関東神学ゼミナールなどで非常勤講師

山野貴彦[ヤマノタカヒコ]
1976年東京生まれ。2002年立教大学大学院文学研究科組織神学専攻博士課程前期課程修了、2002‐07年立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程所属、2007‐13年テュービンゲン大学プロテスタント神学部所属、2015年より聖公会神学院、日本聖書神学校、農村伝道神学校にて新約聖書学分野の講義を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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沖縄電鉄社長

1
キリスト教が生まれ、展開していった古代ギリシャ・ローマではどのような神々が信じられ、どのような宗教的行為が行われてきたかを明らかにする本。2019/06/10

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