出版社内容情報
ルターの熱愛したこの書を、現代に生きる私たちはどう読むのか。NHK宗教の時間の講師などで知られる著者が、平易に解説する。ガラテヤ地方(現在のトルコ)の教会に起きていた問題に対して、使徒パウロが福音に立ち帰るよう、愛をもって熱く語った書簡。パウロの語る、イエス・キリストに結ばれて救われ、愛によって互いに仕え自由を得た者の生き方が、今を生きるキリスト者の生き方を導く。
《第1章》ガラテヤの信徒への手紙とは何か
《第2章》人々からでもなく、人を通してでもなく(1・1-10)
《第3章》伝道者パウロの確信(1・11-24)
《第4章》イエス・キリストへの信仰によって(2・1-21)
《第5章》律法・信仰・約束(3・1-29)
《第6章》キリストが形づくられるまで(4・1-31)
《第7章》キリスト者の自由(5・1-15)
《第8章》霊の結ぶ実、肉の結ぶ実(5・16-26)
《第9章》互いに重荷を負いなさい(6・1-10)
《第10章》新しく創造される(6・11-18)
船本弘毅[フナモトヒロキ]
1934年静岡県生まれ。関西学院大学、ニューヨーク・ユニオン神学大学、スコットランド・セントアンドリュース大学大学院に学び、同大学から博士(PH.D)の学位を受領。関西学院大学教授、南メソジスト大学客員教授、東京女子大学学長などを歴任。NHKラジオ・宗教の時間講師。
-
- 和書
- 渡辺省亭画集