洋楽渡来考再論―箏とキリシタンとの出会い

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洋楽渡来考再論―箏とキリシタンとの出会い

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784818408777
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C3073

出版社内容情報

箏曲「六段」の原曲はグレゴリオ聖歌だった!? 音楽史の謎に迫る一冊

中世・ルネサンス音楽史の権威が、《箏曲「六段」はキリシタン時代に伝来したグレゴリオ聖歌「クレド」の旋律を元に作られた》という仮説に挑戦。曲の構造や様々な状況証拠の検討から、キリシタン期の音楽の姿を再現する。ローマで「クレド」「六段」を同時演奏したDVDも収録。

【目次】
序  文
I マドリード版『サカラメンタ提要』
1 長崎版『提要』底本の有無

2 マドリード版『サカラメンタ提要』

3 マドリード版の内容

4 四つの『提要』

5 四つの『提要』記載の聖歌

6 長崎版記載曲目の独自性

7 印刷技術

8 記譜法

9 聖歌旋律の比較

10 長崎版における日本語

11 むすび

?U キリシタン期の日本における
「連祷」(リタニエ)をめぐる諸問題

1 はじめに

2 「連祷」とは

東京国立博物館所蔵『キリシタン・マリア典礼書写本』収録

「聖マリアの連祷Litaniae Lauretanae」全文および訳

3 16世紀以降の「連祷」

4 キリシタン期日本における「連祷」

5 『キリシタン・マリア典礼書写本』記載「連祷」の旋律定型

6 「連祷」と「アンティフォナ」

7 むすび

「連祷」収録聖歌集一覧(17世紀以降)

付論 茨木・東家旧蔵『吉利支丹抄物』に書写された

「聖体秘跡の連祷」(原田裕司)

?V 箏曲《六段》の成立に関する一試論
――日本伝統音楽とキリシタン音楽との出会い――

1 はじめに

2 クレドとは

3 クレドと六段の重ね合わせ

4 キリシタン期の日本におけるクレド

5 ヴィオラ・ダルコの参加

6 その他の楽器

7 邦楽器でクレドを奏した者

8 六段作者の姿

9 賢順か八橋か

グレゴリオ聖歌《クレド》第一番〜第六番、

箏曲《六段》 比較楽譜

《クレド》の歌詞対訳

付論 《六段の調》解題 (久保田敏子)

(1)曲名について

(2)作曲者について

(3)段物に共通する特色

(4)《六段》と《すががき》の研究

(5)当時の音階

(6)《すががき》と《調べ》

(7)希望的推論

参考文献
初  出
付録DVD解説

内容説明

箏曲『六段』の原曲はグレゴリオ聖歌『クレド』だった?著者の指揮による双方の同時演奏DVDを交え、仮説を検証。前著『洋楽渡来考―キリシタン音楽の栄光と挫折』への補論も収録し、歴史に埋もれたキリシタン期の洋楽伝来の実態に光を当てる。

目次

1 マドリード版『サカラメンタ提要』(長崎版『提要』底本の有無;マドリード版『サカラメンタ提要』;マドリード版の内容 ほか)
2 キリシタン期の日本における「連祷」をめぐる諸問題(「連祷」とは;16世紀以降の「連祷」;キリシタン期日本における「連祷」 ほか)
3 箏曲『六段』の成立に関する一試論―日本伝統音楽とキリシタン音楽との出会い(クレドとは;クレドと六段の重ね合わせ;キリシタン期の日本におけるクレド ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くすこ

0
 曲を聴いてみると、言われれば似てるかもと感じたくらいだけれども、以前以後の比較があれば、もう少し理解が深まったのでは?と思う。 とはいうものの、 分野は違うが、信長や秀吉のお抱え絵師だった狩野永徳の、たとえば<唐獅子>の画法に、キリシタンの聖堂画の技法が取り入れられているという研究も進んでいるので、音楽の世界でも十分ありうることと考える。 という一文が、この書籍の向かうところであり、輪郭がはっきりしてくるのはこれからのことなんだろう。楽しみである。

沖縄電鉄社長

0
前著よりもコンパクトながら、日本音楽の傑作『六段』がミサの「クレド」を原曲とする刺激的な論考が掲載されている。2024/05/28

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