イエスの十字架の死―史実から物語へ

イエスの十字架の死―史実から物語へ

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  • サイズ A5判/ページ数 360p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784818407336
  • NDC分類 193.6
  • Cコード C3016

内容説明

四福音書の受難物語を比較、その解釈の変遷を明らかにし原始キリスト教団の持つ多様性・独自性を浮き彫りにするフェミニスト批評など多彩な側面から分析を加えた研究書。

目次

第1部 イエスの十字架の死―福音書における叙述比較(イエスの死の場面;埋葬物語)
第2部 イエスに対する信従と拒絶―受難物語における二つの姿勢(イエスの十字架の死と塗油物語―マルコ福音書14章3‐9節の解釈;マルコ福音書受難物語における女たちのモティーフ―モニカ・ファンダーの解釈を中心に;ルカ福音書における塗油物語―ルカ福音書7章36‐50節の解釈;ペトロの否認告知と信従モティーフ―マルコ福音書14章26‐31節の解釈;イエスの十字架の死と最高法院における裁判―マルコ福音書14章55‐64節の解釈)
第3部 使徒言行録におけるイエスの十字架の死(信徒の模範としてのイエスの十字架の死―使徒言行録7章54‐60節の解釈;使徒言行録におけるイエスの十字架の死―キリスト論的ケリュグマとルカ福音書23章)

著者等紹介

中山貴子[ナカヤマタカコ]
1944年新潟県に生まれる。1967年関西学院大学神学部卒業。1969年同大学大学院神学研究科修士課程修了(新約聖書学専攻)。神学修士。同年広島女学院大学文学部助手、日本基督教団西中国教区教務教師に就任。1994年‐1995年在外研修(ミュンヘン大学福音主義神学部)。広島女学院大学文学部教授としてキリスト教学、ジェンダー関連科目を担当、また文学部宗教主任、大学宗教部長としてキリスト教教育活動に従事。専門は福音書研究、主要論文等は本書に所収(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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