内容説明
西洋文化は、キリスト教に同行して日本に伝来し、内部で充足していたかに見える芸術家たちの魂を激しく揺り動かした。彼らは、日本文化を身にしっかりとひそませながらも、したたかに西洋文化を吸収し、美術においても、建築においても確実な成果を生み出した。エキュメニカルな視点から丁寧に検証する。
目次
キリスト教美術(キリシタン時代の南蛮美術;明治時代以降のカトリックの美術;プロテスタントのキリスト教美術;正教会の絵画;広島・長崎・沖縄からの祈り)
教会建築・教会工芸(カトリック教会の建築;日本正教会の建築;聖公会の教会建築;プロテスタントの教会堂―明治時代から第二次世界大戦まで;プロテスタントの教会堂―戦後)