内容説明
初代教会の昔から、すべてのキリスト者にとって身近なものである賛美歌は、各時代のキリスト教思想、社会情勢、文芸思潮を映し出す鏡でもある。様々な時代に様々な場所で生まれ、育まれてきた賛美歌の歴史を概観する賛美歌史入門書。
目次
第1章 詩編と新約聖書の賛美歌、および東方教会の賛美歌
第2章 古代から中世のラテン語賛美歌
第3章 ドイツとスカンディナヴィアの賛美歌
第4章 カルヴァンと詩編歌
第5章 イギリスの詩編歌時代と十八世紀の賛美歌
第6章 イギリスの十九世紀の賛美歌
第7章 アメリカの賛美歌
第8章 日本の賛美歌
第9章 二十世紀における新たな展開―ヒム・エクスプロージョンと世界の賛美歌
著者等紹介
原恵[ハラメグミ]
1927年、東京生まれ。青山学院大学文学部大学院(修士課程)、オハイオ州立大学大学院(修士課程)を修了、文学修士(1954年)、マスター・オブ・アーツ(1956年)。日本キリスト教協議会勤務ののち、青山学院大学講師、助教授、教授を歴任、現在同大学名誉教授。日本基督教団讃美歌委員(1964‐1999年)、その間『讃美歌第二編』の編集委員、『讃美歌21』の編集委員、讃美歌改訂委員として編集に参与
横坂康彦[ヨコサカヤスヒコ]
1956年、青森県生まれ。イェール大学大学院(修士課程)、コロンビア大学大学院(博士課程)を修了。教育学博士。イェール大学院にて、ヒュー・ポーター・スカラー最優秀賞を受賞。両大学院の助手を経て1985年に新潟大学に赴任。現在、教育人間科学部芸術環境講座教授(音楽学)。アメリカ・カナダ賛美歌学会や賛美歌学会世界大会(1997年イギリス・ヨーク市、2003年カナダ・ハリファックス市)での発表など、活発な研究活動を行っている
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