内容説明
偉大なる神学者が青年時代に赴任した教会で苦悩と困惑の中から真剣に語った喜びに満ちたことばの数々。現在翻訳可能な最初期の説教、すべて本邦初訳の２０編。
目次
コヘレトの言葉１・９による説教
マタイ１８・１９による説教
ヨハネ２・１５―１６による説教
ヨハネ２・２３―２５による説教
マルコ１１・２７―３３による説教
ヨハネ１２・３６による説教
マルコ１２・１３―１７による説教
マルコ１３・１―２による説教
１ コリント１１・２３―２６による説教
ヘブライ９・１４による説教〔ほか〕
感想・レビュー
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amanon
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一応はいわゆる一般大衆を相手にした説教であるとはいえ、その内容は決して理解しやすいとは言えない。特に難解な神学用語が多様されるわけではないが、その論の展開や比喩は、ある程度の熟考を要するものである。解説にも実際このテキストに収められた説教を行った際の聴衆の数はバルトを落胆させる程に少なかったとのこと。さもありなん。しかし、一見したところとっつきにくいその説教だが、いざ腰を据えて読み進めてみると、バルト特有の熱さに惹かれてついつい読み進めてしまう。そういう魅力を持った説教集である。2010/11/30
