内容説明
高福祉の国として知られるスウェーデンにおいて、なお「優しさ」に満ちた国をめざす人々との心豊かな出会いと交流。障害を負う人々と共に歩んできた夫妻が「弱さ」を生かす社会を日本に実現するように提言。
目次
第1部 スウェーデンの心を訪ねて(統合教育への挑戦;優しい社会をつくる闘い;「弱さ」を生かす思想;障害を個性とするために;「彼は彼の道を行く」;旅を導いたもの;東京からストックホルムへ;ストックホルムの街角で;いのちを喜ぶ;指一本で大学へ;スウェーデンの女性たち)
第2部 今日への問いかけ(サンタクロースの椅子;出会いの深まり;亡き子どもたちからの問いかけ;「子どもの権利条約」批准を前にして;「障害者」に希望はあるのか;「障害者差別問題」と女性;一粒のからし種―教育の原点をつくる;最後の人々)