感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひつまぶし
1
今一つ気乗りしないストロームに日本人たちがさまざまに働きかけて形になったのがこの本だというからか、語り口に不思議な率直さが感じられる。彼女はある時、教会から否定され、神様からも見捨てられたと思う。釜ヶ崎で外人扱いされながら20年を過ごした彼女は帰国してからも外人の気持ちになると語る。それが他者であれ、場所であれ、何かに個として関われる人は実はそう多くないのかもしれない。もともと人はそんなものかもしれないのに。釜ヶ崎にやってくる人は無数にある。その一人にすぎない者として、その入口に立つことができるだろうか。2021/07/21
I神学生
1
ストローム先生はこの本の書き出しを、ご自分が失敗の上から釜ヶ崎を始められたことから始めます。一歩一歩、ご自身の信仰に従って誠実に、虐げられ苦しめられている人々と歩まれた釜ヶ崎での二十年の貴重な記録です。2011/08/16
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- 和書
- すいちゃんはいそがしい