感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
72
”殺してでも治療する”w 近年、ゲームキャラになったナイチンゲール、分類はバーサーカー;狂戦士 マンガにもなってるし、割と人気。 白衣の天使、というより、女性革命家的な。 ヴィクトリア朝上流階級でありながら戦場看護婦、というのは革命的だったんです。倉庫叩き壊して病人に食料配ったり・・激しい。 執筆者色々。意外に面白い2022/11/13
依冬
1
ナイチンゲールを扱った伝記に焦点をあてた本。子供の頃から慣れ親しんでいるナイチンゲールという題材について、彼女の実情と描かれ方を考察している。 淑女であり、烈女でもあったナイチンゲールについて、自身の読書経験と照らし合わせつつ読み進めていくと大変興味深かった。ナイチンゲールが看護の道を選んだ動機は実は不明、という論点が目から鱗。また、漫画やスマホゲームで扱われる『ナイチンゲール』が、クリミアの淑女という一般イメージから逆行し、その狂気的な程に剛鉄の精神の面から誇張されているというのは面白い。 2024/04/21
Tatsuya Michibata
0
40年位前に、「伝記」を読むには注意が必要というよなことを書いていた本を読んで、確かにそうだなと思っておりました。この本は、ナイチンゲールの過去の伝記を批判的に吟味しており、とても面白くあっという間に読めました。この本で引用されていた漫画『黒博物館 ゴースト アンド レディ』が面白そうなので、近々読もうと思っております。2024/02/18