内容説明
年間約120万人が亡くなる「多死社会」の日本で、遺族へのグリーフケアの重要性が高まっている。日本グリーフケア協会の要職である著者の解説を通じて、グリーフケアの現状や、よりよいグリーフケアのための実践法をわかりやすく指南。
目次
1章 悲嘆とは何か(悲嘆の基礎知識;悲嘆の社会問題;グリーフケアに当たって;悲歎研究の歴史的背景)
2章 日本人の悲嘆(日本人の4つの悲嘆;複雑な悲嘆について;予期による悲しみ;死別前と死別後と「心の危機に向き合う」―巡るスピリチュアルペイン;家族と悲歎)
3章 グリーフケア・カウンセリング&ワークショップの実践(グリーフケアの形;GWSの実践)
4章 遺族と看護師からの相談(遺族からの相談に関する留意事項;遺族からの相談;看護師からの相談)
著者等紹介
宮林幸江[ミヤバヤシサチエ]
1976年福島赤十字病院勤務。1979年アルジェリア国ネドロマ勤務。1998‐2003年東京医科歯科大学大学院博士前期および後期課程修了。看護学博士。1998‐2012年福島県立医科大学看護学部講師、茨城県立医療大学保健医療学部准教授、宮城大学看護学部教授を経て、自治医科大学看護学部教授。2001‐2004年米国および英国にてグリーフケア研修を受講。2001年より悲嘆ケア用のワークシート集を考案し、グリーフケア「悲しみの回復を助ける会」を開始
関本昭治[セキモトショウジ]
中国東北地方(旧満州国)に生まれる。1963年福島県立医科大学卒。1967年同大学大学院外科系産婦人科学専攻課程修了。医学博士。同大学附属病院および済生会福島総合病院勤務。現在日本産科婦人科学会功労会員。現役時代の専攻は婦人科腫瘍学。また熱帯医学専門医、臨床細胞診断専門医でもあった。2000年「悲しみの回復を助ける会」創設に加わる。2008年日本グリーフケア協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白としろ
白としろ
すいれん
Mihoko