内容説明
これまで多くの著者が刊行してきた従来の資料とは別の観点から蒐集した現物を「ジャンル別」「年代別」に並べて、誰れも解説しなかった実際の操作手順を詳述し、そのカメラ独自な機構の理解を深め、経年劣化してゆくクラシックカメラ達の保守、修復の一助にしたいと思った。そして一時代を風靡したベストセラーカメラ、名機と呼ばれた人気カメラ以外にも私達の身辺にはつねに多種多様なカメラ達が賑々しく取り巻き、時代時代の多様なニーズに応えて消長し、多くの方々の人生を楽しませてくれてきた事実を、いま改めて興味深く知ることができた。
目次
落日の太陽トロピカルカメラの美
木製大型一眼レフの足跡
フォールディングシングル・レンズ・レフレックスの興亡
フォールディング・ハンドカメラの栄枯盛衰
プレスカメラとプレスマンの世界
一世を風靡したベスト判カメラの系譜
中型一眼レフのルーツを探る
連動距離計付きスプリングカメラの曙光
距離目測式フォールディング&スプリングカメラの消長
二眼レフレックスの起承転結〔ほか〕
著者等紹介
安藤嘉信[アンドウヨシノブ]
1930年東京市品川区生まれ。信用金庫勤続34年。(財)世田谷区体育協会評議員、理事を歴任。現在自営業(バンキングサービス社・特許関連業務)。クラシックカメラについて月刊「カメラコレクターズニュース」誌に46編の研究“謎シリーズ”を連載執筆。1989年世田谷区郷土資料館でダゲレオ150年記念クラシックカメラ展を開催。日本カメラ社「カメラ年鑑」2000年特集号、2001年特集号執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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