内容説明
漢字の使い方、句読点の使い方、送り仮名のつけ方…だけじゃない!文章の種類・構造から考える、すべての人にとってわかりやすい公用文の書き方。70年ぶりの新ルール「公用文作成の考え方」に基づいて解説。
目次
第1部 新しい時代の公用文のルール(新しいルールの登場;公用文改革の歴史―単語への注目;公用文の定義・分類を明確化;想定読者は中学3年生;漢字使用は読み手に配慮して行う;「公用文と法令における表記の一体化」の原則の緩和;専門用語・外来語への対応;符号の使い方;多文化共生時代の言語政策;公用文に関する国民の意識)
第2部 わかりやすく文章を書くために(わかりやすさのメリット;難解さの犯人探し:単語⇒文⇒文章構造;一般向け公用文のジャンル横断;わかりにくい文章パターン;わかりにくさの原因;難解な公用文に関する解決策の提案;文章の難易度を数値化する;国内自治体の取り組み;海外の取り組み)
著者等紹介
岩田一成[イワタカズナリ]
聖心女子大学現代教養学部教授。滋賀県彦根市出身。元青年海外協力隊員(中国内蒙古自治区派遣、日本語教師)。大阪大学言語文化研究科博士後期課程修了(言語文化学)。文化審議会国語分科会委員(18~20期)ほか各種有識者会議構成員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
5
図書館にて。2022(令和4)年1月、文化審議会は「公用文作成の考え方」を文部科学大臣に建議。これは「公用文作成の要領」(昭和26年)から70年ぶりの見直し。乱暴に言うと、最近は役所もSNS等で発信せにゃなんので、ふつう文の指針が必要になった。旧要領だって稟議→申請、牙保→あっせんといった言い換えを提示してるけども▲公用文のわかりにくさの原因。法律文の借用、クレーム対策で記述が密、値上げや負担増などわかりやすくストレートに伝えると文句を言われるのでまわりくどくなる、など。2022/07/05
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