内容説明
離婚訴訟における離婚原因の根本、民法770条1項5号の解釈・判断に迫る。立法過程からこれまでの様々な学説や裁判例を基に、5号事由の認定にあたって、別居期間、当事者の有責行為、子の存在等がどのように認定、考慮されるかを具体的に検証。67の参考裁判例を収録。
目次
第1章 民法770条1項5号の離婚原因(民法770条の立法過程と趣旨;民法770条と破綻主義 ほか)
第2章 有責配偶者の離婚請求(昭和62年最判以前の有責配偶者の離婚請求に関する学説;有責配偶者の定義及び認定 ほか)
第3章 有責配偶者の離婚請求と5号所定の事由による離婚請求との関係(「有責配偶者の離婚請求」法理の役割;「婚姻を継続し難い重大な事由」の認定における有責性 ほか)
第4章 離婚慰謝料(離婚慰謝料の法的性質;不貞慰謝料 ほか)
著者等紹介
本橋美智子[モトハシミチコ]
本橋総合法律事務所・弁護士。神奈川県立湘南高校卒業。東北大学法学部卒業。1979年4月弁護士登録。第一東京弁護士会所属。主な役職:第一東京弁護士会人権擁護委員会委員長、第一東京弁護士会司法修習指導委員長、第一東京弁護士会成年後見対策協議会副委員長、東京都介護保険審査会委員、川崎市入札監視委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 部落解放研究 第141号