内容説明
「成年後見の事務の円滑化を図るための民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律」(円滑化法)の内容を反映した待望の書。「改正のポイント」→「事例」→「Q&Aと解説」の流れで、事例に対する問題点と対応策がわかる。
目次
第1編 死後事務に関する理論(死後事務に関する改正法(民法873条の2)について
法定後見と信託―死後の事務処理も考慮して)
第2編 円滑化法と実務の対応(病院費用の支払;遺体の引取りと火葬・埋葬 ほか)
第3編 後見終了時の引継ぎ(財産の引渡し;後見の終了と遺言執行)
第4編 円滑化法を補完する理論(改正のポイント;死後事務と応急処分義務 ほか)
著者等紹介
松川正毅[マツカワタダキ]
大阪学院大学教授・大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかし
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以前からタイトルだけは見ていたが、必要に迫られて購入。民法873条の2という、たった1つの条文についてのみ論じて1冊の本を作成すると言うのは地味にすごいことだとは思う。恥ずかしながら、この条文を勉強不足で知らなかったので役にはたった。1人の著者が執筆すると言うのではなく何人もの方が執筆して、編集者がまとめた形の本なので、重複がやたら多い。とくに法改正の経緯や理論面については何度も紙幅を割かれており、大事なところだといえばそうなんだが、もう少し各論部分を総論部分と切り離した方が良かったかも。2025/05/28