内容説明
駅名の謎と秘密―駅名が付いた由来を探る!地形図と写真でみる日本全国の駅名。
目次
第1章 変わった駅名
第2章 駅名でお客を呼ぶ駅
第3章 山・川・海・橋・道の駅
第4章 昔を今に伝える駅
第5章 ひらがな、カタカナ、数字の駅
第6章 命名に苦労した駅、要注意の駅
著者等紹介
今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年横浜市出身。明治大学文学部中退後、出版社勤務を経て1991年よりフリーライターとして地図・地名・鉄道の分野の執筆活動を開始。2017年に『地図マニア 空想の旅』で斎藤茂太賞、2018年には『地図と鉄道』(洋泉社)で交通図書賞を受賞。現在(一財)日本地図センター客員研究員、深田研ジオ鉄普及委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomi
41
日本全国のいろいろな駅名がついた由来や変遷などを紹介。雑誌の連載をまとめたもののようで、軽く読めて楽しい。しかし名所や観光地の名前に変更したり、名産品を冠したりと駅名も段々と軽くなっていく。いつの間にか北陸本線の一部が「えちごトキめき鉄道」になっていたり。長ったらしい名称などは利用客の評判はどうなんだろう?2018/09/23
へくとぱすかる
37
地名をつければいい、というほど単純にはいかないのが駅名。鉄道会社の都合もあれば、地元の都合もある。さまざまな思惑の板挟みにもなる。複数の地名を単純にくっつける方法は、苦心の産物とは思うけれど、覚えにくいし言いにくく、最善をつくしながら、利用者の不評をまねきかねない。それでも多くの駅名は地理感覚の基本的な手がかりとして役立ってきた。もし廃線にでもなったら、心のよりどころをも失うことになる。それがよく言われる、「鉄道がなくなった町は衰退する」という原因なのだろう。駅名が左右する要素の多さを改めて認識する。2024/09/26
どぶねずみ
26
図書館の企画展示コーナーから手に取って借りた。最近の時事ネタで言えば、山手線新駅の駅名「高輪ゲートウェイ」が意外だったこと。国鉄時代に同じ駅名を命名しないことは知っていた。例えば、香川に「鴨川」が存在するから千葉に「安房鴨川」を作ったとか。最近はカタカタ表記の駅名が増えて歴史を意識しなくなったけど、駅名から観光地化を狙ったりとかいう商業目的を強く感じるのは、私自身はあまり好きではないな。2019/01/29
Hiroki Nishizumi
5
ううむ、よく言えば博識、悪く言えばオタク。まぁ参考になったけど。2024/05/04
笛吹岬
5
トピックを広く急ぎ足で紹介、と言う感じ。雑誌の連載記事をまとめたものだが、本文に記述の無い駅名表示板の写真が掲載されているのは編集で記事は削除したけど写真は削除しなかったということか。2018/07/12
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