内容説明
街の美しさを発見すること(あるいは不良物の発見)、そこから安全でアメニティに溢れる街が論じられ、市民の力でつくられていく。地域の中から世界を見、世界の中に地域を具体的に位置づけ、めぐろシティカレッジ一〇周年記念シンポジュームの実施内容を納めた。
目次
第1章 みどりをつくる(みどり(生物的自然)との共生
建築とみどり
みどりを文学の中に求めて―イギリス文学にみる庭、森、みどり)
第2章 川とみどり(目黒の地形とみどり;目黒川―水と縁の復権を求めて;目黒川の環境保全と景観)
第3章 街を見る視点・つくる視点(景観論への路上観察学的アプローチ;一枚の写真にみる「わたしの目黒」)
第4章 これからの「めぐろシティカレッジ」(めぐろシティカレッジ一〇周年記念シンポジューム・わが街めぐろシティカレッジの『あした』―地域の教育力を育む;めぐろシティカレッジこれからの一〇年を展望して)
著者等紹介
生井貞行[ナマイサダユキ]
東京都立農業高等学校社会科教諭、桜美林大学経済学部非常勤講師。1950年、栃木県生まれ。環境教育・経済地理学を専門とする。環境教育においては「現場を教室に」をスタンスに、環境問題をかかえる地域に赴き、現場で資料を集め、聞き取り調査を行い、教材化し、授業で展開している。調査地域として、海外ではミクロネシア・ヤップ島、ツバル、バングラデシュ、パキスタン・フンザ、ネパール、タイ・ポーカレン村落、ミャンマー、カンボジア、ウガンダなどがある
前田和男[マエダカズオ]
ノンフィクション作家、翻訳家、編集者。1947年生まれ。路上観察学会事務局。東京大学農学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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