内容説明
プログラムの基礎であるデータ構造とアルゴリズムについて、大学1、2年生を対象として著したもので、個人の特性である知識、経験、創造力、直観力といったあたりを少しでもプログラム作りに利用できるように鍛えることを狙いとしている。そのため、プログラムを作成するときの基本的な考え方を、先ずデータ構造とアルゴリズムに分解して説明する。さらに、プログラムを作成する考え方として直感的にシステムの構成要素を把握できるオブジェクト指向を用い、具体的に記述する言語としてはJavaを用いている。一通り、データ構造とアルゴリズムを修得した段階で、画像処理、コンピュータグラフィックス、データ通信等の基礎的なプログラムを作成する考え方と例を示した。
目次
第1部 アルゴリズム入門(アルゴリズムとプログラム;Javaによるプログラミング表現;スタック、キュー、リスト;再帰関数;2分探索木;ヒープソート)
第2部 情報メディアアルゴリズム(画像処理のアルゴリズム;CGのためのアルゴリズム;音声処理のアルゴリズム;データ通信のアルゴリズム)