内容説明
えっ!太宰治のお墓の斜め前には森鴎外が眠る?坂本龍馬から忌野清志郎まで、197人掲載。墓参り初心者の為のお墓にまつわる物語。霊園ガイドマップ付き。
目次
幕末から明治(坂本龍馬―黒船へ続く道;沖田総司―死に至るまでの、黒猫 ほか)
野球人(小泉信三―鎮魂への一投;三原脩、水原茂―ライバルの因縁 ほか)
作家(力石徹(寺山修司―「あした」の破産;梶原一騎―奇跡の思い違い)
長谷川町子―漠然とした素顔 ほか)
銀幕・舞台人(渥美清―仮面の彼方;笠智衆―「男は泣くな」 ほか)
著者等紹介
石井秀一[イシイヒデカズ]
1953年(昭28)東京生まれ。1978年(昭53)、日刊スポーツ入社。整理部(紙面レイアウト担当)を経て、80年秋、野球部へ異動。長嶋解任直後の巨人を担当、その後横浜大洋(現横浜)担当を経て、巨人担当キャップ、遊軍記者。野球デスク、東北支社(宮城県仙台市=現総局)支社長代理から日刊スポーツ出版社出向、同社編集長。東京本社販売局即売部長。東京本社編集局野球部長、編集局局次長。09年より情報センター文社特集グループ編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラグエル
14
墓の話、というより、個人を看取っていく物語。壮絶なものや、胸にぐっと迫るものが多く、ちょっとやそっとじゃ読み終われない。走り読みしようとしても、亡くなる間際のその人自身が、ぐっとにじり寄ってくる(一番、勝海舟がラクなくらい)。たっぷりたくさんの人の死に立ち会ったような気分。もの凄く、エネルギーを使った。2011/09/20
tecchan
0
著名人197人のお墓の紹介。墓の所在地だけでなく、その人にまつわる小話も記載されており、時の流れ、時代を思いながら読むことができる。2023/07/25
pantyclub
0
趣味の墓マイラーの参考書として選んだ。芸能関係者が多くて個人的な趣味とはミスマッチでした。お墓の主の特徴的な生きざまが文章化されている。その生きざまを知ることが魅力でもある。この本の良し悪しは趣味の世界で評価が決まる。墓マイラーという趣味を知っていただくには良い本です。お墓参りはマナーを守って欲しい。この趣味は良い散歩であり、偉人達との触れ合いを楽しむことができることが魅力です。2021/12/21