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出版社内容情報
組織能力を獲得、強化するためには、組織の学習サイクルを効果的・効率的に回す必要があります。そのための仕組みが方針管理です。管理者・スタッフがQCサークル活動と一緒になって行う日常管理、そして企業の経営(基本)戦略を実現するための中期経営計画の達成を目指す方針管理がその活動の両輪です。
Japan as No.1といわれた1980年代の日本的経営の中でもっとも注目され、日本的経営の核として紹介されたのが日常管理と方針管理でした。失われた30年の間にそれが形骸化しているのではないか、との危機感がささやかれています。
日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一氏は、「企業の使命は適正な利益の確保とその利益による社会貢献である」との趣旨を記しています。経営理念に謳われた心の実現により企業競争力を強化するためには、方針管理を復活させることが、今こそ求められているのです。
本書では、マネジメントの原点、方針管理を今一度解き明かします。
目次
第1章 方針管理を取り巻く経営環境(カーボンニュートラルへの取組み;モノづくり変革に潜むリスク ほか)
第2章 方針管理推進の目的と問題点(方針管理推進の目的;方針管理推進上の問題点 ほか)
第3章 方針管理の進め方(中期経営計画の策定;年度社長方針の策定 ほか)
第4章 方針管理におけるTQM、日常管理、QCサークル活動の位置づけ(TQMの基本的な考え方;TQMの活動要素 ほか)
第5章 (株)アイシンにおける方針管理の推進(方針管理導入の背景;初期の方針管理活動(1965~1995年) ほか)
著者等紹介
猪原正守[イハラマサモリ]
大阪電気通信大学名誉教授
鬼頭靖[キトウヤスシ]
株式会社アイシン TQM推進部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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