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内容説明
本書は、品質とは何か、品質管理と品質保証はどう違うのか、標準化の光と陰、といった基礎的事項の一つひとつに立ち返ることで、TQM/品質/マネジメントという基本的な視点から見た、この世にはびこっている誤解を“斬る”とともに、その誤解の先にある、「ではどうすればよいのか」までを提案・示唆するものです。品質分野のエキスパートである著者らが厳選した23の“大誤解”を、「顧客満足のためにお客様の言うとおりにすべきか?」といった、組織の部門・階層を問わず抱きがちな問いと、「品質管理では儲けることはできないのでは?」といった、組織のトップ・管理者層が心の底にもっている疑問に分け、『TQMみんなの“大誤解”を斬る!』・『TQMうちのトップ・上司の“大誤解”を斬る!』に分冊して語っています。
目次
品質管理をやっても儲かりません
品質?もうとっくに価格勝負の時代なんだよ
わが社の経営方針は顧客価値創造だから、品質管理とは別の手段を考えないとな
品質不祥事やコンプライアンス違反はTQMと関係ないんですよね?
TQMは方針管理とQCサークル、品質保証をやっていればよいですよね
わが社はISO 9001認証を受け、検査もきちんとやっているので品質管理体制は万全です
品質管理って工場(製造)がやる活動ですよね?
品質保証部門の主な業務は「検査」と「クレーム処理」だよね
著者等紹介
飯塚悦功[イイズカヨシノリ]
超ISO企業研究会会長、東京大学名誉教授、JAB理事長。1947年生まれ。1970年東京大学工学部卒業。1974年東京大学大学院修士課程修了。1997年東京大学教授。2013年退職。2016年公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)理事長。日本品質管理学会元会長、デミング賞審査委員会元委員長、日本経営品質賞委員。ISO/TC 176前日本代表、JAB認定委員会元委員長などを歴任
金子雅明[カネコマサアキ]
超ISO企業研究会副会長、東海大学情報通信学部経営システム工学科准教授。1979年生まれ。2007年早稲田大学理工学研究科経営システム工学専攻博士課程修了。2009年に博士(工学)を取得。2007年同大学創造理工学部経営システム工学科助手に就任。2010年青山学院大学理工学部経営システム工学科助手、2013年同大学同学部同学科助教、2014年東海大学情報通信学部経営システム工学科専任講師(品質管理)、2017年同大学同学部同学科准教授に就任し、現在に至る。専門分野は品質管理・TQM、医療の質・安全保障、BCMS
平林良人[ヒラバヤシヨシト]
超ISO企業研究会副会長、株式会社テクノファ取締役会長。1944年生まれ。1968年東北大学工学部卒業。1987年セイコーエプソン英国工場取締役工場長。1998~2002年公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)評議員、2001~2010年ISO/TC 176(ISO 9001)日本代表エキスパート、2002~2010年東京大学大学院新領域創成科学研究科非常勤講師、2004~2007年経済産業省新JISマーク制度委員会委員、2008~2014年東京大学工学系研究科共同研究員、2016年~現在ニチアス株式会社社外取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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