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内容説明
本書は、100年に一度の大変革と言われる自動車業界において、自動車産業にかかわる方々を中心に、GAFAのような巨大IT企業が参戦する環境で、今までの延長で構えていたのでは必ず淘汰されるという危機感をもつ有志によって執筆されました。来たる2030年に向かって、モノづくりだけでなくコトづくりまでも含めた品質保証を行うためには何が課題となるのか、MaaSを題材として研究しています。AIやICTなどの技術の進化に伴う人材育成や、今必要とされる「人間性尊重」の品質経営についても解説しています。
目次
第1章 自動車を取り巻く環境の変化(2030年自動車業界はこう変わる(CASE視点の予測)
品質保証の課題の変化 ほか)
第2章 コトの品質保証と感情的品質(デザイン思考と品質保証;(株)JTBに学ぶMaaSプラットフォーマーの課題と対応策 ほか)
第3章 コトを協創する時代に求められる品質保証(MaaSモデル)(MaaSにおけるステークホルダー間の機能と役割;仮想シナリオで考えるMaaSの品質保証 ほか)
第4章 2030年の品質保証へ向けて(日本における品質保証の役割とその変遷;顧客価値を最大化する品質保証を行う上での組織課題 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
89
デロイト・トーマツ著モビリティー革命をベースに2030年の品質保証を考える。観光型MaaS、医療型MaaSの仮想シナリオからユーザーが被るリスクを抽出し、プラットフォーマー、コンテンツ・プロバイダー、モジュールが提供すべき「モノ」と「コト」の品質価値を考察する。顧客である「ヒト」をスムーズに「移動」させて感情的価値を与える、ということは、よりコンシェルジュ的な機能がプラットフォームに必要となりそう。誰がプラットフォーマーとなるか、により各階層の役割が大きく変わる。やる必要のないことを決めることが重要か。2022/06/20
よーさか
0
面白い。とても広い視野であり、前向きなプラスのエネルギーに包まれた良書だと思う。 技術者でなくとも、一読の価値あり。2024/08/31
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