内容説明
多様性とは、「物事の多種性・取り揃えの広がり」であり、幅広い分野に顔を出す、物事の質や影響力を左右する重要事項です。特にビジネスでは「多様性を制するものはすべてを制する」といっても過言ではありません。本書は、多様性の本質を明らかにし、それをコントロールする技術を体系化しています。さまざまなビジネスシーン(品質管理、販売戦略、ポジショニング戦略、サプライチェーン、安全・セキュリティ)を想定した内容ですので、ビジネスを成功に導くのに役立ちます。
目次
第1部 多様性工学の理論(多様性の意味と意義;多様性増減の原理と法則;モデル化―正規分布当てはめを超えて)
第2部 多様性工学の用途(多様性の分析;多様性への戦略)
著者等紹介
中田亨[ナカタトオル]
2001年、東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻修了。博士(工学)。現在、国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センター副連携研究室長。国際電気標準会議(IEC)の「ヒューマンファクターと機能安全」に関する規格検討グループ(TC65 AHG16)のメンバー。内閣府消費者安全調査委員会専門委員、中央大学大学院理工学研究科客員教授などを兼務。研究テーマは、人工知能を活用した産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)による安全の向上。特にヒューマンエラーの抑止を専門とし、事故を分析し、人間の弱点をカバーする人工知能の技術について研究開発を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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