- ホーム
- > 和書
- > 工学
- > 経営工学
- > 品質管理(QC等)標準規格(JIS等)
内容説明
田口博士が1991年に体系化した「タグチメソッド」(技術者にとっての仕事のやり方・考え方)は、品質向上や開発の効率化を目的とした開発段階で大きな成果を挙げ、幅広く活用されてきた。しかし、この体系の不十分な点を田口博士自身が認識された結果、2010年代に入る前に体系が大きく見直されることになった。本書では、田口博士が見直した「タグチメソッド」の考え方を正確に伝承すべく、理論を一から解説している。改善された体系によって、実際の研究・技術・製品の開発段階で格段に使いやすくなっている。本書は、「タグチメソッド」を知らない人にも読めるような構成をとっているが、旧来の「タグチメソッド」に精通している人にとっても、本書を読めば体系のブラシュアップができる。
目次
第1章 タグチメソッドの概要
第2章 ロバストデザインとは
第3章 ロバストデザインの最適設計手法
第4章 ロバストデザイン 演習問題
第5章 チューニングデザインとコンセプトデザイン
第6章 動特性のチューニングデザイン 演習問題
第7章 静特性のチューニングデザイン
第8章 機能性評価
第9章 許容差設計
付録
著者等紹介
中野惠司[ナカノケイジ]
1980年同志社大学工学部卒業、同年富士通テン(株)に入社。1988年まで一般市販向カーオーディオ製品の電気設計を行い、ヒット商品を生み出す。1995年まで品質保証部に所属し、全社の品質保証体制の改善、教育を行い、社長表彰を受ける。1995年に(有)アイテックインターナショナルに入社。現在、シニアコンサルタント、量産品質改善、新商品開発、開発プロセスの革新など、企業体質の改善や改革のコンサルタントとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。