内容説明
ソフトウェア開発で重要なことは、「バグを作らない」「バグを作った場合、そのバグを見つける」「見つけたバグを正しく修正する」である。本書は、この実践的な技術を磨くための参考書であり、問題集である。ソフトウェア開発を構成する「要求仕様」「設計」「コーディング」「デバッグ」「テスト」「保守」の6つのフェーズすべてを取り上げ、バグ検出問題を31問出題。ソフトウェア開発に必要な次の4つの能力を鍛える。(1)バグを見つける嗅覚。(2)他人の作ったプログラムを読む読解力。(3)必ずバグを見つけるという強靱な精神力。(4)自分の専門外でも、仕様をもとにバグを見つける汎用的な技術力。「バグを見つける嗅覚と技術力」を反射神経として身に付ければ、バグを作らない高度な能力が身に付く。
目次
第1章 バグについてのいろいろ
第2章 要求仕様フェーズのバグ
第3章 設計フェーズのバグ
第4章 コーディング・フェーズとデバッグ・フェーズのバグ
第5章 テスト・フェーズのバグ
第6章 保守フェーズのバグ
著者等紹介
山浦恒央[ヤマウラツネオ]
1977年、日立ソフトウェアエンジニアリングに入社、1984年から1986年、カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員。2006年より、東海大学情報理工学部ソフトウェア開発工学科准教授、同大学院組込み技術研究科准教授を経て、現在、同大学非常勤講師。博士(工学)
大森祐仁[オオモリユウジン]
2016年、情報処理系の修士課程修了。修士(工学)。ソフトウェアエンジニア。現在、主に組込み系のソフトウェアの開発に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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