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内容説明
多くの企業や工場で、「外観品質保証」が共通的な課題になっている。外観品質保証は、難度が高い課題で、主観で左右される要素が多く、曖昧なまま、議論や取組みが行われることになりがちだからだ。本書では、外観品質保証の“基礎から実務まで”を体系的に解説する。
目次
第1章 外観品質およびそれを取り巻く環境
第2章 外観という品質特性
第3章 外観検査法概論
第4章 目視検査法―外観検査法その1
第5章 自動検査法―外観検査法その2
第6章 目視検査法と自動検査法の併用―外観検査法その3
第7章 外観品質苦情・クレームへの取組み方法
第8章 外観品質の改善
第9章 外観品質と事業戦略
著者等紹介
北廣和雄[キタヒロカズオ]
徳島大学大学院薬学研究科修了。大阪大学大学院工学研究科後期博士課程修了。1974年、積水化学工業株式会社入社。メディカル事業本部技術部長、本社技術部品質管理室長などを経て、現在、生産力革新センターシニアコンサルタント。博士(工学)、技術士(経営工学部門・総合技術監理部門)、APECエンジニア(インダストリ)。日本品質管理学会品質管理推進功労賞(2008年)、関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科非常勤講師ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
54
形状的項目、状態的項目、意匠的項目、表示的項目に分類している。JIS P 8145紙及び板紙 異物の評価方法を紹介している。外観は、静止しているものと、動くものとで評価項目が異なる。主に静止しているものを対象にしているのかもしれない。万能設計(universal design)の諸項目との対応づけがあるとよく、検査項目を作るだけでなく、顧客及び潜在顧客との分析作業をHAZOPなどを用いて実施していると、戦略の変更をする際の基礎資料が揃うことになるなど諸分野の現場での経験談があるといいかも。2014/10/25
Schwarzeon BLACKY
0
外観技術の専門書というよりかは現場サイドへの指導要領のような印象でした(それゆえ熟練工からは内容は知ってるとの感想も)。技術者としては外観検査の自動化という観点で読むと期待はずれかもしれませんが、外観工程を設計するうえでの落とし所はしっかり書かれているので、むしろ外観工程を知らない人への説明向けだとか外観工程に直接携わらない人たちに読んでもらう方が効果的なのかなと。2020/03/30