内容説明
本書は、ＩＳＯのマネジメントシステムを支える重要な活動である「内部監査」に焦点を当て、その意義や役割について概観し、「なぜＩＳＯの内部監査が思ったような成果を上げないのか？」、現状を分析しています。そのうえで内部監査の規格であるＩＳＯ１９０１１「マネジメントシステム監査のための指針」をベースに、真に経営に役立つ内部監査の実践ために、何を、どのように取り組むべきかを実践的に解説します。付録のＣＤ‐ＲＯＭには内部監査に役立つ規程類や記録様式などの文書例を収録しています。
目次
第１章 経営における内部監査の役割（経営（マネジメント）とは
マネジメントシステムとは ほか）
第２章 内部監査の有効性を向上する方法（マネジメントシステムの内部監査における問題点；効果的な内部監査のポイント ほか）
第３章 ＩＳＯ１９０１１の概要（マネジメントシステム監査のための指針；監査の原則（ＩＳＯ１９０１１の箇条４） ほか）
第４章 内部監査の実際（内部監査の組織と体制；内部監査の参画者の役割 ほか）
著者等紹介
羽生田和正［ハニュウダカズマサ］
株式会社アスラボ代表取締役社長。日本セキュリティ監査協会（ＪＡＳＡ）公認講師。富士通株式会社、富士富士通取締役、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ取締役、金沢工業大学客員教授を歴任。情報セキュリティマネジメントシステム、個人情報保護、事業継続マネジメントシステムなどのコンサルティングに従事。官公庁と民間企業の情報セキュリティ内部監査、外部監査を実施。資格、ＩＳＭＳ主任審査員、公認情報セキュリティ主任監査人（ＣＡＩＳ）、公認システム監査人（ＣＩＳＡ）、情報セキュリティ監査人研修講師
楠徳生［クスノキノリオ］
株式会社ＮＴＴデータ勤務。２００６年からＩＳＯ／ＩＥＣ２７００１審査員として某認証機関にて契約審査員として審査を実施。同時期より社内のＩＳＭＳ構築や内部監査に携わる。また、組織内やシステム開発プロジェクトにおけるセキュリティコンサルティングに従事。特定非営利活動法人プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会理事を歴任し、プロジェクトマネジメントの中等教育や一般人・団体向けの普及を実施。資格、ＩＳＭＳ審査員、公認情報システムセキュリティプロフェッショナル（ＣＩＳＳＰ）、日本行政情報セキュリティプロフェッショナル（ＪＧＩＳＰ）、プロジェクトマネジメントプロフェッショナル（ＰＭＰ）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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