内容説明
いま、温室効果ガスによる地球温暖化問題などによって、持続可能な社会(サステナブル社会)であることが危ぶまれています。本書は、消費者のライフスタイルの変革を通じて、サステナブル社会へと導くことをテーマとしています。企業が、どのような情報を、どのようなタイミングで、そしてどのような手段で消費者に提供すれば変化が生まれるのかを、実証実験に基づいて明らかにします。また、先端の情報技術(ウェアラブルコンピュータやICタグなど)をどのように活用すればよいのかについても検証しています。
目次
序章 サステナブル・ライフスタイルナビゲーションに向けて
第1章 日本の消費者行動とサステナビリティ
第2章 食のナビゲーション(環境、健康、安心・安全情報の提供)
第3章 冷蔵庫の在庫管理による食品廃棄量の変化
第4章 ユビキタス技術を利用した交通情報の提供と消費者行動
第5章 家庭における省エネナビ―省エネ、創エネを効果的に進める方策
第6章 環境(エコ)ラベルの利用とその問題点
第7章 グリーン購入の拡大と課題
第8章 ユビキタスサービスとサステナブル・ライフスタイル―社会うるおい指標の提唱
著者等紹介
高岡美佳[タカオカミカ]
立教大学経営学部准教授。1994年3月青山学院経営学部卒業。1996年3月青山学院大学大学院経営学研究科博士前期課程卒業(経営学修士)1999年3月東京大学大学院経済学研究科博士課程卒業(経済学博士)。1999年4月大阪市立大学経済研究所専任講師。2001年4月同助教授。2002年4月立教大学経済学部助教授。2000年4月~2005年3月東京大学社会科学研究所非常勤講師。社会活動:1996~1998年通商産業省「中小企業の産業集積問題に関する研究会」委員。1999~2000年通商産業省「商店街実態調査に関する研究調査委員会」委員。2001~2002年経済産業省「フランチャイズ契約と企業組織形態研究会」委員。2003年経済産業省「サービスフランチャイズ研究会」委員。2003~2004年豊島区役所「豊島区産業振興計画策定委員会」会長。2004年エコプロダクツ大賞環境大臣賞第二次予備審査委員会委員。2004年環境コミュニケーション大賞“テレビ環境CM部門”審査委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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