内容説明
ブラッセルで4年間、ロビイストとしてEUの政策決定に参加した著者が、つぶさに解き明かすCSR。
目次
第1章 ヨーロッパの提案するCSRとはなにか
第2章 ヨーロッパのCSRは日米のCSRとどこがちがうのか
第3章 ヨーロッパのCSRは誰が牽引しているのか
第4章 CSRの本質はなにか
第5章 ヨーロッパの新しい環境戦略
第6章 競争力を向上させるCSR
第7章 日本はいまCSRでなにをすべきか
著者等紹介
藤井敏彦[フジイトシヒコ]
1964年生まれ、横浜市育ち。1987年通商産業省(現経済産業省)入省。1994年アメリカ・ワシントン大学MBA取得。G7サミット、OECD、防衛装備に関する対米交渉等の通商国際政策、産業再生法起草、緊急経済対策立案等の国内政策に携わった後、2000年より2004年までベルギー・ブラッセルの在欧日系ビジネス協議会の事務局長及び日本機械輸出組合ブラッセル事務所次長を務め、対EUロビイストとして活動。EUの環境規制、CSR等につき講演、寄稿多数。現在、経済産業省勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kojiworld
1
2000年リスボンEUサミット。同サミットは「より多くより良い雇用とより強い社会的連帯を確保しつつ、持続的な経済発展を達成しうる、世界で最も競争力があり、かつ力強い知識経済となること」というEUの持続可能な発展戦略を明確にしたほか2010年までに就業率を70%に近付けるといった数値目標を掲げた。ここから明らかなとおり持続可能な発展戦略は「雇用と社会的連帯(一体性)」と「経済の競争力」の両立という観点から立てられた。
ともひさ
0
CSRについてヨーロッパと日本の対策や対応の違いが学べる数少ない本。2009/01/21