内容説明
CRMは顧客との信頼関係を向上させ、その結果として売上げも向上させるという、企業の経営者にとっては興味深い経営手法である。しかし、その具体的な内容はあまり知られていない。特に500万社ともいわれる中堅企業では、その傾向が強い。この問題に応えるため、本書では、CRMシステムの導入から構築・運用までを示した7社の成功事例とこの中で用いる7つの実践手法を丁寧に解説する。特に中堅企業の読者を対象に、顧客満足向上をCRMによって実現し、売上げを向上させるための具体的な実践手法を提供する。
目次
第1部 CRMとは(CRMとは;CRMにおける顧客情報の収集と活用;CRM導入の手順)
第2部 CRMの成功事例(CRMの成功事例;家電メーカーの成功事例)
第3部 CRMによく用いられる7手法(CRM手法(顧客分析;マーケティング手法)
CRMにおけるITの活用)
著者等紹介
今野勤[コンノツトム]
1954年に生まれる。1976年早稲田大学理工学部卒業、1978年同大学院修士課程卒業、2000年大阪大学大学院工学研究科博士課程後期修了。現在、龍谷大学経営学部教授、ならびにシステムデザイン研究所代表
伊藤文隆[イトウフミタカ]
1956年に生まれる。1979年千葉大学工業意匠学科卒業、同年(株)日立製作所デザイン研究所入社。1988年同社生活ソフト開発センターにて情報通信機器のマーケティング、商品企画を担当。現在、同社ビジネスソリューション事業部ビジネスシステムコンサルティング部チーフコンサルタント。コンサルティング対象は、製造、流通業を中心としたCRM、マーケティングなど
加藤二朗[カトウジロウ]
1959年に生まれる。1981年独協大学経済学部卒業、同年(株)東急百貨店入社。1999年(株)日立製作所入社。ビジネスソリューション事業部ビジネスシステムコンサルティング部に所属し、流通業を中心にCRM、商品情報分析をはじめとする業務コンサルティングを担当。現在、同部主任コンサルタント。コンサルティング対象は、流通業、サービス業全般
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