内容説明
実験計画法は、「どのようにデータを取るか(実験を行うか)」「得られたデータをどのように解析するか」の両者を適切に取り扱うための方法論である。本書では伝統的な実験計画法の入門的な手法を一通り取り扱っており、その内容自体はオーソドックスである。データ採取の考え方と方法を例題ごとに具体的に明記し、プーリングや推定・予測の考え方など、従来のテキストではあいまいに記述されることの多かった内容についても具体的に解説、データの構造式を重要視した。
目次
第1部 実験計画法・基本編(基本的考え方と解析方法;1元配置法;1元配置法の理論 ほか)
第2部 実験計画法・応用編(2水準系直交配列表実験;3水準系直交配列表実験;直交配列表を用いた多水準法と擬水準法 ほか)
第3部 実験計画法・Q&A(実験計画法の由来を教えてください;n個のデータx1、x2…、xnから分散Vを求めるとき、平方和Sをなぜn-1で割るのですか?;平方和と自由度の関係について具体的に説明してください ほか)
著者等紹介
永田靖[ナガタヤスシ]
1957年生まれ。1980年京都大学理学部卒業。1985年大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了、熊本大学講師、岡山大学助教授、教授を経て、現在早稲田大学理工学部経営システム工学科教授、工学博士
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