内容説明
全国の伝統だるま、おもしろダルマ、だるまグッズなど、約1,800点と達磨大師にまつわる関連記事など、だるまのすべてがこの一冊に集約された待望の“だるま大百科”。
目次
「開運」―今時、おもしろダルマいろいろ(お土産のダルマ;合格ダルマ ほか)
「招福」―だるまものがたり(日本にやって来た達磨大師;達磨大師のなぞ)
「繁昌」―伝統だるまいろいろ(起き上がりだるまの起源;昔から頼りにされていた日本のだるま ほか)
「祈願」―だるまのふるさと(木戸忠太郎コレクション・達磨堂;黄檗宗・少林山・達磨寺 ほか)
「夢贈」―だるまをつくる(張子紙を漉く;だるまを張る ほか)
著者等紹介
中村浩訳[ナカムラヒロノブ]
昭和18年、静岡県浜松市生れ。昭和37年に上京。デザイン事務所(株)スプーン経営の傍ら、おもちゃ全般にひろげた趣味が高じて、東京・南青山にブリキ玩具専門店、トイショップ・ビリケン商会を設立。日本郷土玩具の会、全国郷土玩具友の会、独楽の会、日本雪だるまの会、全日本だるま研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ジョニーウォーカー
12
こんにちは、達磨です。こう見えてインド人です。幼少の頃から仏門に入り、中国の洞窟で9年間座禅を組んで悟りを開きました。そのときの私の姿がなぜか日本人に大ウケで、自分でもちょっと照れてしまうほどいろんなグッズになりました。キャラクター界のベンチャーズみたいな感じでしょうか。べつに肖像権を主張する気はないのですが、さすがに「キティちゃん達磨」は屈辱でしたね。誰得ですかね。…そんな達磨大師の声があの世から聞こえてくるようだった。図書館本。2009/06/15
遠い日
5
なにやら賑々しくおめでたい表紙に惹かれて手に取る。縁起物、だるま。身の回りには案外多くのだるまグッズがあるものです。だるまちゃんの絵本も紹介されていて、嬉しくなりました。2018/02/22
ノチヲ
0
だるまって物事を始める時に一方の目を書いて、完了したらもう一方の目を書くものだと思ってましたが、ここにあるだるまはほとんど最初から目が書かれています。それが個性豊かです。丸くないダルマまで存在しやがります。それはダルマじゃないだろうとつっこみます。ダルマの由来がマンガで書かれています。ダルマ大師デフォルメされすぎwちなみにダルマ大師は瞬き出来ないみたいです。修行をまぶたで切ったんだってさ。モデルが人間なんだから丸くなくてもいいみたいですと納得。ダルマオンリーで出版社に拍手。(図書館本)2013/02/02
奈生
0
「夜は短し歩けよ乙女」を返しに行ったその図書館で目に入り、運命だ!と思って速攻借りた本。(「夜は~」の作品中にだるまが頻繁に出てくるのです) だるまの由来から日本全国のだるまの紹介までしてあって予想以上に楽しめた。一番驚いたのは、おばあちゃんちでよく遊んでいた三角だるまが新潟特有のものだってこと!そういえば県外では見たことないなぁ。2011/11/30