内容説明
トラウマセラピーの専門家がわかりやすく書いた、地味だけど確実に楽になる方法。
目次
第1部 トラウマのしくみ(トラウマってなに?―なぜトラウマ症状が起こるのか;トラウマの原因探しはいりません;トラウマが身体から解放されるサイン)
第2部 トラウマの実際(解離―トラウマを受けたあなたに必ず知っておいて欲しいこと;発達トラウマと、恥の感覚;子どもの頃、性的虐待を受けていたあなたへ ほか)
第3部 トラウマからの回復(回復のために最も大切なこと その1―助けを求める;回復のために最も大切なこと その2―リソースを増やす;回復のために最も大切なこと その3―逃げる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aloha0307
26
35年も...いつ解き放たれるのか...トラウマはこころの状態でなく正しい身体反応なのだね...行き場を無くした高い活性化エナジーだそうです。原因は一つでないから、それを探し求めるのは無益 に納得です✿2020/03/29
ひろか
7
どちからというと、このしゅのセラピーの啓発という印象。専門家というよりは、当事者へ向けられた内容。2020/02/11
はな
2
トラウマとは出来事の記憶、気持ちの問題かと思ってたけど、身体症状として吐き出せなかったものがずっと残ってて、その身体のストレス負荷が心理的にも作用してーって感じなんだなって思った。 生き物にとって自分が生き延びる以上の善はありません。この世に、自分の命を守る事=自分を愛すること以上に尊いことはないのです。2022/03/16
ハナさん*
1
2020年2月22日初版。市図。明記はされていないが、ポリヴェーガル理論に則ったセラピストの本。とても当事者の心に寄り添った記述だった。目新しかったのは、「トラウマの原因探しはいらない」ということ。理由は、原因は一つに絞れないことが多いから等の他、何よりも「原因を知るだけでは癒しは起こらない」から。癒しが起こるのは、頭ではなく身体であるから、身体の声に耳を傾け続けていれば、原因が分からなくてもトラウマは癒せる、という理屈である。あと、「助けを求めるのは、技術です」(p.170)というのが印象的だった。2024/08/18
saa
0
トラウマの勉強のため読了。2023/04/28
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- 和書
- 経済原論 有斐閣ブックス