内容説明
挑戦をやめた瞬間から男の魂は死んでいく。享年50歳。あまりにも早すぎる人生を、最後までチャレンジし続けた男・芦原英幸。孤高の天才の生き様を刮目して見よ。閃光の如く駆け抜けた、その人生をトレースする。
目次
第1章 天才誕生の秘密(江田島;生い立ち ほか)
第2章 放浪、四国へ(八幡浜;カレンバッハ ほか)
第3章 芦原会館四国編(松山本部道場;芦原暗殺未遂事件の真偽 ほか)
ポストスクリプト(北海道からの挑戦;静かなる闘い ほか)
著者等紹介
松宮康生[マツミヤコウセイ]
武道家・作家・英語教育者。幼少のころより柔道、少林寺拳法、古武道、合気道、空手などを学ぶ。国際政治、経済にも詳しく、そのわかりやすい講演は人気がある。アートディレクション、映画、ファッション評論などでも活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
snakedoctorK
5
空手バカ一代世代には欠かせない人物。 芦原先生は空手の天才だと思うし、人物だと思う。 しかしながら、不思議なことに二宮城光氏をはじめ高弟に去られている。そのあたりの事情が知りたいものである。2018/03/30
半木 糺
3
「ケンカ十段」としてある一定以上の年代の人々には熱狂的な信奉者がいる空手家、葦原英幸の人生を描くノンフィクション作品。本書に限らないが、武道・格闘技系のノンフィクションは書き手の思い入れが強すぎたり、あるいは様々なしがらみの存在により事実として受け取っていいのか判断できない記述が多く、本書もその弊害を免れていない。ただ芦原英幸という空手家が実力はもちろんのこと、組織経営という点でも稀有な人物であったことは理解できた。2022/03/21
occhi
2
大変な力作である。 芦原英幸の評伝としてはこれが最高峰であり決定版であろう。 他の空手家への誹謗中傷と嘘だらけの小島一志の芦原本とは比較にならない。 写真などの資料も豊富に使われているし、重要な人物にはちゃんと取材もしてある。 ろくに取材もせずに主観で好き勝手書いてる小島一志は本書を読めば恥ずかしくてたまらないだろう。 2022/11/29
SU
2
作者の芦原英幸さんへの愛を感じる評伝でした2018/06/06
やま
2
空手家として有名な芦原英幸の伝記。一見分厚いが非常にスッキリとまとまっている。後半、組織の拡大に伴う問題については詳細が書かれていないところがある。関係者の多くが存命しており歴史になりきっていないことを調べるのは独特の難しさがあるのかもしれない。2017/10/31