内容説明
幾多の戦場をくぐり抜けてきたシステマ創始者ミカエル・リャブコは語る、「打撃戦は野郎の娯楽です」と。では何故システマでは徒手による打撃を養うのか?本当に実戦を想定するすべての人が知るべき“サバイブのための打撃術”がここにある。
目次
第1章 すべてはここから始まる“ブリージング”
第2章 サバイブのための第一歩“ストライクの受け方”
第3章 正しく威力を伝えるために“ストライクの理”
第4章 すべての攻防の基礎“プッシュ&ムーブ”
第5章 “いつ、どこに当てるのか?”相手の動きを止めるストライク
第6章 力まずに動き、打つための秘訣は“末端にあり”
第7章 “より小さく、速く”発展版プッシュ&ムーブ
第8章 相手に動きを見せずに倒す“ショートワーク”
著者等紹介
北川貴英[キタガワタカヒデ]
2008年、ミカエル・リャブコより日本人二人目の公認システマインストラクターとして認可。各地のカルチャーセンターなどを中心に年間400コマ以上を担当し、セキュリティ関係者から専業主婦、幼児から高齢者に至るまで幅広い層にシステマトレーニングを提供している。テレビ、ラジオ、雑誌などを通じてシステマを紹介するほかシステマ関連書籍の著述や翻訳なども行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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木ハムしっぽ
6
ロシア武術システマのパンチ・ストライクの術理やワークを詳述している。創設者のミカエルやマスターインストラクター達のインタビューも載っており、システマに興味津々の私には読み応えがあった。修行中の合気道にも通じる術理があり参考にしてみようと思う。2021/08/08
太郎丸
5
再読かも。今年も恐らく武術の本を読んだり、読み返したりする機会が多いと思う。写真付きなので写真の真似をしたくなるが、自分で練習しながら自分の身体に合った動きを見つけないとうまくいかないのだな、と最近わかってきました。やる前に読むときとはかなり違った読後感。2020/01/08
イコ
2
著者はyoutubeでジークンドーのワンインチパンチを食らって平然としていた人です。その一連の動画でシステマの打撃のストライクと云うのもかなり特殊で興味があったので、この本を読んだ。打撃戦は野郎の娯楽ですと言いながらも、システマの打撃のストライクは延長線に武器の使用の目的があり、極めていれば慣れた武器で無くても応用ができると言う所を目指しており、軍人の技術をシステム化しているような感じで面白かった。2021/08/22
やま
1
他の格闘技や武道とは異質な技術体系に見える。あえて言えば合気道なんだろうが、それでもかなり異なるようだ。面白いものだな。2016/06/05
hobby no book
1
システマ関連にはけっこう興味があるので関連書を。とくにスポーツや格闘技をしているわけではないのだけれど、余計な力みをなくして、穏やかに生活するための心がけの一つとして。2016/03/01