内容説明
洋書道への入門は、よい作品を見て感動することから始まる。多くの先輩が、その魅力に惹かれ、素晴らしい作品を後に貽した。私たちも、そこから多くのものを学びとることができよう。
目次
記事(歴史篇―洋書道(Penmanship)の沿革史
実技篇―書法と用具材料)
書体篇 基本書体の解説(商業字体―Business Writing;装飾字体―Ornamental Writing ほか)
特別講座(フラワリッシング―Flourishing;署名(Sign)の研究 ほか)
応用作品 Engrossingその他/参考筆跡
著者等紹介
中野裕道[ナカノユウドウ]
大正4年(1915)生まれ。立正大学仏教学科卒業。ペンマンシップは余技にして、本業は宗教家、僧職と神職との階位をもつ。洋書道の経歴は中学初年級からで、深い精神統一の基礎ができたと述懐し、神仏一体の悟境から後年に鎮魂法を指導し始めた。在学中から文書伝導の志が厚く、20代に3ヶ所の写真学校で学び、カメラの実技を以て生活の資となし、編集の技術をも習得して将来に備えた。戦後に三保松原の妙福寺に在職40年、月刊誌の発行も半世紀を超え、引退後も著述と後進の指導に当り現在に及ぶ
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