内容説明
美しい墨色を生みだす「根岸流・水墨画上達法」のポイントを、13の描法と多彩な作例で解説。熟達した線描と調墨の妙、「先濃後淡」という技法に裏打ちされた表現方法により、現在まで実践し、指導してきた技法の要諦を公開するとともに、水墨画の可能性を追究した、すべての水墨画を学ぶ人の座右の書。
目次
1章 用具と調墨(用具の準備 美しい墨色の一歩;三墨法を作る;側筆・半側筆・直筆 ほか)
2章 描法の実際(杉木立―「先濃後淡」での描き方 複数のテクニック;樹木の基本描法;噴煙―「筋目を生かす」描き方 ほか)
3章 描法の展開(ブナ林―「ドーサとスタンピング」を使った描き方;涛声―「ドーサ」を使って「吹く」;怒涛―「ドーサ」を使って「たたく」 ほか)
著者等紹介
根岸嘉一郎[ネギシカイチロウ]
1944年長野県小布施町に生まれる。1970年日本画家・佐藤紫雲に師事。1972年現代水墨派協会展に初入選。1976年現代水墨派協会展東京都知事賞。1977年現代水墨派協会展文部大臣奨励賞。1978年現代水墨派協会展東京都議会議長賞。1979年現代水墨派協会展理事・審査員推挙。1985年「遊墨会」設立、現代遊墨会会長就任。1996年全国水墨画美術協会理事・審査員推挙。2002年現代日墨画協会設立、会長就任。2006年全国水墨画秀作展内閣総理大臣賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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