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内容説明
学生時代にインド放浪の旅で出逢った不思議な絵、超細密彩色仏画“チベット・タンカ”。その魅力に取付かれて20年、ダライ・ラマ法王のお膝元、インド・ダラムサラにてチベット人絵師に就いて制作修行に励む日本人画家がタンカを通して綴るチベット文化への熱き思い。作品と風景写真約80点、解説とエッセイを満載。
目次
第1章 異境―インド・ダラムサラの20年
第2章 馬場崎研二タンカ作品選
第3章 インド・ダラムサラの四季
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
4
チベット仏教のタンカに惹きつけられ、ダラムサラで絵師の元で修行をする日本人の著者。チベットからの亡命者で成る村なので優秀な絵師は数えるほど。この絵師が亡くなるまで一緒に描いた。本の半分は彼が描いたタンカ絵の数々。あと半分はダラムサラの四季を写真と共に新鮮な文で紹介している。私もラダックやシッキムで多くのゴンパに行き、こうしたタンカ絵を見て来た。極彩色で緻密な仏絵の迫力はそれは凄い。すべての絵に意味があり、遠近法も独特だ。最後に彼は 日本の教育の大きなズレを指摘している。2016/08/22