出版社内容情報
国内外の旅で出会った街並みや田園風景、人物などを、穏やかで柔らかい淡墨、光と風を内包する印象的な視点でとらえた久々の作品集。
内容説明
著者は淡墨を基調に、版画紙を用いて独自の水墨画表現を展開している。また国内はもとより海外の取材も多く、簡潔かつ清明な墨表現に磨きをかけている。本書は、風景から人物・静物まで、著者の代表作を集成した。
目次
アカデミア(ヴェネチア・イタリア)
薔薇とテラス(ヴェネチア・イタリア)
波にゆだねる(ヴェネチア・イタリア)
デッキチェアー(ラリチェ・シチリア)
グレープトマト
フィレンツェにて(フィレンツェ・イタリア)
鐘の音こだます(フィレンツェ・イタリア)
タイムスリップ(ブリジゲッラ・イタリア)
自転車(ブリジゲッラ・イタリア)
サント・ヴィクトワール山麓の町(エクス=アン=プロヴァンス・フランス)〔ほか〕
著者等紹介
篠原貴之[シノハラタカユキ]
京都市出身。1961年京都に生まれる。1980年京都市立日吉高等学校工芸コース西洋画科卒業。1986年京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業、同大学院彫刻科入学。1987年(~1990年)イタリア国立ミラノ美術学院彫刻科にイタリア政府給費留学生として留学。1990年京都芸術短期大学(現・京都造型大学)にて講師を務めるかたわら、李庚先生、藤原六間堂先生の指導を受け水墨画を始める。1992年(~1994年)中国中央美術学院国画科に文部省派遣中国政府国費留学生として留学。1994年水墨画の創作、発表に専念。京都と東京では水墨画塾を開講し独自の墨表現を公開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。