肝細胞癌治療マニュアル

肝細胞癌治療マニュアル

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  • サイズ B5判/ページ数 235p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784524220915
  • NDC分類 493.47
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 肝癌は他癌とは異なる背景を持つことから,標準治療の確立が難しい.しかし,患者数も多く,臨床現場では治療指針が強く求められている.本書は,病理学的基礎知識から,治療の選択方法,各治療の問題点,さらに新しい治療の動向までを提示し,治療計画を立てる際に役立つようより標準的な肝癌治療の実際をわかりやすく解説している.    

《目次》
【主要目次】
1章 治療計画に必要な基礎知識
A 病理の知識
 1. 早期肝細胞癌・前癌病変の病理と自然経過
 2. 小型肝細胞癌の病理―特に肉眼型と門脈侵襲・肝内転移
 3. 多中心性発癌の病理―転移との鑑別
 4. 類似病変との鑑別に必要な病理の知識
B 肝硬変の知識
 1. 肝炎ウイルスからみた発癌の実態
 2. 肝硬変患者の自然経過と発癌危険因子
 3. 肝細胞癌根治術後の多中心性発癌とその予防
C 画像診断の知識(超音波検査)
D 画像診断の知識(CT,MRI,血管造影)
E 腫瘍マーカーの知識
2章 日本における肝細胞癌治療の現況
3章 肝移植術の治療成績と適応
4章 結節型肝細胞癌をどうするか
A 保存的治療の手技,合併症と問題点
 1. 経皮的エタノール注入療法(PEIT)および経皮的マイクロ波凝固療法(PMCT)
 2. 経皮的マイクロ波凝固療法(PMCT)
 3. 経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)―Radionics
 4. 経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)―RTC
 5. 全身麻酔下経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)―RITA
 6. 経カテーテル的肝動脈化学塞栓術(TAE)
 7. 放射線療法―陽子線治療を中心に
B 肝切除
 1. 結節型肝細胞癌―外科の役割はどこにあるのか
 2. 肝切除の合併症―ここまで安全にできます
 3. 肝切除―外科の腕を磨くにはどうするか
C 肝切除とマイクロ波凝固療法(MCT)の使い分け
D 局所治療の組み合わせと工夫
 1. エタノール注入療法の工夫
 2. 局所治療と肝動脈塞栓術の併用
 3. 局所治療と動注化学療法の併用
E 結節型肝細胞癌の治療の使い分け―私はこう使い分けている
5章 進行肝細胞癌をどうするか
A 進行肝細胞癌に対する治療
 1. 大型結節型肝細胞癌
 2. 血管侵襲,胆管侵襲のある肝細胞癌―外科でどこまで戦えるのか
 3. 血管侵襲,胆管侵襲のある肝細胞癌―保存的治療でどこまで戦えるのか
 4. 減量切除の適応と意義
B 進行肝細胞癌に対する治療の使い分け
 1. 私はこう使い分けている(1)
 2. 私はこう使い分けている(2)
6章 再発の診断・治療をどうするか
A 再発診断とフォローアップ
B 肝内再発の治療
C 再切除の適応とタイミング
D 遠隔転移の治療戦略
E 治療法の転換の重要性とタイミング―対患者から対結節への治療
7章 新しい治療の動向

内容説明

本書は、第一線で肝癌を専門としている病理医、画像診断医が基本知識を述べ、肝臓内科医、肝臓外科医、放射線科医がいかなるスタンスで肝癌診療を進め、各種治療がいかなる長所・短所を抱えているか、症例呈示やコラムをはさみながら、初発から再発後の戦略を記したものである。

目次

1章 治療計画に必要な基礎知識
2章 日本における肝細胞癌治療の現況
3章 肝移植術の治療成績と適応
4章 結節型肝細胞癌をどうするか
5章 進行肝細胞癌をどうするか
6章 再発の診断・治療をどうするか
7章 新しい治療の動向

著者等紹介

山中若樹[ヤマナカナオキ]
総合病院明和病院外科部長・副院長

田中正俊[タナカマサトシ]
久留米大学医学部第二内科講師

坂元亨宇[サカモトミチイエ]
国立がんセンター研究所病理部部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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