内容説明
蓄積なくして技術革新なし!製鉄、機械、土木などの技術史研究の成果を基に、過去の蓄積がイノベーションのキーであることを論究。技術史に未踏の分野を切り拓く、著者の意欲作。
目次
第1章 技術革新の文脈(序論;和時計から西洋時計への展開―生産技術の習得;たたら製鉄から反射炉建設まで―知識共有ネットワークによる技術革新;鉄道技術の移植―全面的技術移転とリバース・エンジニアリング;工業大学の設立―人材育成と産学連携による技術革命;織機から自動車へ―基盤技術蓄積による技術革新)
第2章 技術革新の構造(序論;わが国における電子顕微鏡の開発―産学連携による技術革新;新幹線の開発―横断型研究開発による技術革新;医療X線画像のデジタル化―社内蓄積技術による技術革新)
第3章 技術革新の方向(序論;在来左官技術「たたき」の再生と展開―循環型社会構築と技術革新)
著者等紹介
馬渕浩一[マブチコウイチ]
1957年名古屋市生まれ。1982年名古屋大学大学院工学研究科博士前期課程修了。2005年名古屋工業大学大学院博士後期課程修了、博士(工学)。現在、名古屋市科学館主任学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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