出版社内容情報
英語学習の盲点から翻訳の奥義まで
半世紀にわたる翻訳人生から得た
練達の翻訳術を伝授!
■「正確な意訳」、「美しい正訳」はいかにすれば可能か?通念を打破し、困難を克服するための“勘”と“こつ”をまとめた著者畢生の翻訳指南書です。
■著者一流の翻訳原理から、実践的な技法の数々、さらには英語・日本語の言語論にまで踏み込んだ独創的な翻訳論を展開。
■さまざまな英語表現に対処できるよう文例・訳例も多数収録していますので、翻訳者を目指す人だけでなく、英語学習の一助としてもお役立てください。
●推薦のことば
沼澤洽治(東京工業大学名誉教授)
中村保男氏は、英和和英双方向の名翻訳者として、また翻訳の形而上学の優れた理論構築者として、実践と理論両面で多くの仕事をこなした練達の士であり、その仕事の集大成としての本著を通じて読者は、いわばこの達人の極意をいながらにして惜しみなく伝授されるわけである。しかし、一介の古手英語教師としての私が得たものは、何にもまして全巻に満ち満ちている著者の英語日本語を問わぬ、言語そのものに対する大きな愛情に接する喜びだった。
目 次
はじめに(附・翻訳開眼への道)
序章 翻訳とは何か
英和翻訳の意義
第一部 英和翻訳技法
第1章 総論
第2 章 省略の秘訣
第3章 補充訳
第4章 頭から訳す技法
第5章 構文を変える
第6章 態の転換
第7章 品詞転換
第8章 主語と格
第9章 時制と話法
第10章 諺・慣用句・洒落そして比喩
第二部 英和翻訳特論
第11章 日英語間の往復通行
第12章 不即不離の原理
第13章 誤訳の発見と予防
第14章 問題点さまざま
内容説明
英語学習の盲点から翻訳の奥義まで、著者の半世紀にわたる経験から得られた翻訳理論・実践技法を伝授。豊富な文例・訳例により、「勘」と「こつ」を詳細に解説する。
目次
英和翻訳技法(総論;省略の秘訣;補充訳;頭から訳す技法;構文を変える;態の変換;品詞転換;主語と格;時制と話法;諺・慣用句・洒落そして比喩)
英和翻訳特論(日英語間の往復通行;不即不離の原理;誤訳の発見と予防;問題点さまざま)
英和翻訳詳論(段落的翻訳術;和文和訳と中間訳;国語力と英語力;全体と細部;内容と形式;易しそうな難語と難文;英語学習の盲点;日本語の長短;最後に大切なこと3題)
著者等紹介
中村保男[ナカムラヤスオ]
昭和6年東京・田村町(現・新橋)生まれ。東京大学文学部英文科卒業後、同大学院修士課程修了。以後翻訳のかたわら、慶応義塾大学、立教大学、早稲田大学、白鴎大学に順次出講。現在は翻訳家から評論執筆活動へ転身準備中。
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感想・レビュー
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Nobu A