内容説明
スペイン内戦を舞台に国際義勇軍の内情を描いた『カタロニア讃歌』、スターリンの独裁政治を寓話化した小説『動物農場』、全体主義体制に反抗した主人公の末路を描いた未来小説『1984年』など、47年の生涯に多くの問題作を世に送った、ジョージ・オーウェル(1903‐50年)の待望の評伝。巻末に、オーウェルの著書翻訳、入手可能なオーウェル関係の研究書(日本語版)を付す。
目次
プロローグ
第1章 逆立ちする少年
第2章 『ビルマの日々』
第3章 『パリ・ロンドン放浪記』
第4章 『牧師の娘』と『葉蘭をそよがせよ』
第5章 『ウィガン波止場への道』―炭坑地獄と田園生活
第6章 『カタロニア讃歌』
第7章 『空気を求めて』と『鯨の腹の中で』
第8章 『オーウェルの戦時下放送』―『オーウェルの戦時論評』
第9章 『動物農場』
第10章 『一九八四年』
第11章 オーウェルその死
エピローグ
あとがき
ぜひこの本を読んで下さい目録