内容説明
手嶌葵がはじめて歌った場所だった。いじめ、発達障害、ひきこもり、中退…。傷をパテで埋めるのではなく、人生の模様として生かそうとする学校があった。教育と音楽の接点で自信を取り戻した生徒たちの足跡が今、悩んでいる君の1歩目になる。
目次
第1章 音楽学校
第2章 事例(「いじめ」に遭ったとき;子どもが「学校を辞める」と言ったとき;「死にたい」と思ったとき ほか)
第3章 定点観測(2020~22年 命を“消費”する日々;中退、精神科入院を経て;23年4月 18歳“2度目の高校生”に ほか)
第4章 教育と音楽(学校教育の目的って何だろう;望まれる教育環境とは;音楽が持つ「精神性」と「大衆性」 ほか)
第5章 対談 「自己肯定感と表現 保護者にできること」
著者等紹介
毛利直之[モウリナオユキ]
1955年、福岡県生まれ。プロミュージシャンとしての活動後、2001年に高校の卒業資格が取得できる音楽学校「C&S音楽学院」を設立。21年まで学院長を務める。スタジオ・ジブリの作品「ゲド戦記」の主題歌でデビューした手嶌葵さんらを輩出。不登校など困り事を抱えた生徒たちが、音楽を介して社会性を身につけていく姿はメディアでも数多く取り上げられ、現在は各地で講演活動を続けている
首藤厚之[シュトウアツユキ]
1977年、大分県生まれ。2006年、西日本新聞社に入社。13年、C&S音楽学院の卒業生を中心とした新聞連載「詞を紡ぐ」を担当。記者として取材や編集に携り、22年からは出版業務に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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