出版社内容情報
消防がドローンを運用することによってどんな情報が得られるのか? どのような活動ができるのか? 機体の種類は? 関連資機材は何を準備するのか? これらを紹介したムックです。
実際にドローンを飛行させる場合に必要な許可や資格、災害時など緊急の場合に省略できる申請の種類、必要な安全管理、災害運用時とイベント運用時の違いなど、消防がドローンを運用する際に注意すべきことや必要なことをまとめています。
また、管内状況や災害種別に応じてどのような訓練をすればいいのか、訓練の設計方法の事例も記事にしています。
さらに、すでにドローンを活用している消防本部の運用方法を災害種別ごとに掲載。これからドローンを導入する消防本部、すでにドローンを導入していてこれまで以上に効果的な運用を目指している消防本部に向けたドローンの参考書です。
【目次】
第1章 消防の運用に向いているドローンと搭載装備
1-1 機体の種類
1-2 搭載する資機材
1-3 映像伝送の方法
Topics 給電式照明ドローン
第2章 ドローンの運用の基礎・基本
2-1 飛行計画
2-2 リスク評価
2-3 飛行環境の確認
2-4 飛行前点検と管理
2-5 フェールセーフ機能の設定
2-6 安全に関わる操作
2-7 緊急停止操作の理解と判断
2-8 飛行後の点検
2-9 飛行日誌の記載
2-10 事故重大インシデントの報告
第3章 ドローン運用に必要な資格・許可(手続き)
3-1 ドローン運用に必要な資格・許可等の概要
3-2 ドローン飛行に必要な資格と取得方法
3-3 ドローン飛行に必要な許可・承認の申請
3-4 緊急時に省略できる飛行申請等
3-5 イベント飛行と法的留意
第4章 ドローン運用上で必要な安全管理
4-1 ドローン運用における安全管理体制の構築
4-2 実災害現場を想定した運用体制の例
4-3 操作負荷の分散とツーオペレーションの意義
4-4 ツーオペレーションの応用編
第5章 ドローン運用のための訓練方法
5-1 NIST sUAV-STMの紹介
5-2 NIST sUAV-STMによる評価と訓練体系
5-3 操縦技能の数値化と効率評価の枠組み
5-4 オープンテストレーン
5-5 オブストラクトテストレーン
5-6 コンファインドテストレーン
5-7 想定訓練の設計と安全管理の実践
5-8 ドローンを活用した想定訓練の例
Topics 総務省消防庁「ドローン技術指導アドバイザー」の現状
第6章 自動航行とオルソ画像
6-1 自動航行の必要性
6-2 オルソ画像の生成に必要なもの
6-3 マッピングによる自動航行方法
6-4 自動航行の訓練
6-5 オルソ画像の生成における飛行高度
6-6 広域災害時の空中撮影と情報統合の考え方
6-7 実地訓練での画像判読技術の確認
6-8 オルソ画像と地図情報の統合
第7章 消防本部のドローン活用事例
7-1 火災調査事例(木更津市消防本部)
7-2 建物火災事例(伊丹市消防局)
7-3 高層建物火災事例(豊中市消防局)
7-4 林野火災事例(豊田市消防本部)
7-5 水難救助事例(京都市消防局)
7-6 土砂災害事例(奈良県広域消防組合消防本部)
Topics 奈良県広域消防組合消防本部のドローン操縦者育成マニュアル
Topics 埼玉県八潮市道路陥没現場でのドローン活用
Topics 放水ドローンの開発と現状
ドローン運用時のヒヤリハット集
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