内容説明
働く人も企業も満足する健康的な働き方。働く現場の健康課題を熟知する産業医が具体的な事例をもとに予防・改善策を解説。
目次
第1章 健康に働き続けるための環境づくり(産業医の仕事―健康を守るため現場に応じて助言;健康管理―仕事にメリハリつけ計画的な休暇を;人間関係―業務の明確化で役割分担 ほか)
第2章 生活習慣や疾患別に診る予防・改善事例(睡眠負債―自覚なく心身へ悪影響も;睡眠の重要性―規則正しい生活を意識して;睡眠時無呼吸症候群―検査で早期発見、治療で安全確保 ほか)
第3章 産業医・保健スタッフのこれからの役割(労働寿命―働き続けるためには体力の維持・向上も大切;保健師の役割―組織に目を配り社員を見守る伴走者;衛生管理者の役割―五感を使った職場巡視で環境整備 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aloha0307
24
我社の産業医K先生は全幅の信頼できるとても佳き方です☺my読書日記で我社の人間関係の希薄化(学卒後のメガバンクはアットホームでした)については、時々書きますが、本書にある時代による変容が主因かもしれません。「鬼軍曹、お局、ムードメーカー、雑用係etc.」(全てその役割が業績に直結しない)...たしかに今では絶滅危惧種ですね。 2020/05/23
Artemis
11
結局労働生産性の高い働き方をするには心身の健康が大事ということ。2021/11/13
Humbaba
2
次代によって、あるべき働き方というのは変化してきている。一昔前は当たり前とされてきたものでも、現代では問題とされるものも少なくない。かつてはこうだったというのはもはや通じないということをよく理解し、新しいルールを覚える。それは確かに大変なことも多くあるだろうが、そうやって覚えたことは無駄にはならないし、会社全体から見たときにも結果的には効率的に仕事が回るようになる。2024/05/28
Humbaba
1
どれほど知識を持っていたとしても、現場が見えていなければ正しい判断を下すことはできない。理論はあくまでも理論であってそれを現場と合わせていくことで実態に即した適切な対応がとれるようになってくる。忙しいためについ目の前の問題を解決することに注力したくなるが、そこでいったん時間をとってでも現場を見る。それをやらないと問題を解決したつもりになっているだけで、もっと大きな爆弾を後に送ってしまったということになりかねない。2025/04/10
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