内容説明
広漠とした曠野に沈む太陽―。昭和20年8月の敗戦を境に、平和な暮らしは一変した。ソ連の占領と中国の内戦での混乱、博多港へ引き揚げるまでの苦難。九歳の少女の胸に焼きつく記憶をたどる。
目次
第1章 平和な明け暮れ(朝鮮半島を経て満州へ;新しいわが家;父母のこと ほか)
第2章 混乱の時代(妹の誕生と父の出征;敗戦直前の疎開騒ぎと玉音放送;敗戦直後―隣組で作る砦 ほか)
第3章 日本への引き揚げ(引き揚げ;鉄橋爆破と錦県;白龍丸に乗船 ほか)
著者等紹介
西原そめ子[ニシハラソメコ]
昭和11年、大阪生まれ。昭和17年、6歳で渡満。昭和21年、博多港へ引き揚げ。昭和34年、福岡女子大学家政学部卒業。昭和43年~平成20年、福岡女子大学ほか複数校で非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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