内容説明
産業史に名を刻む先駆者はここから巣立った。技術者、経営者、教育者として近代日本の礎を築いた「技術に堪能なる士君子」の功績を掘り起こす。
目次
画期的CO2削減に寄与する水素還元製鉄法を発明 嘉村平八
日本繊維業界隆盛の先駆けとなるナイロン特許を購入 田代茂樹
余録1 1964年の東京オリンピックは“明専オリンピック” 安川第五郎
ダクタイル鋳鉄管の開発で、ガス、水道の公共事業に貢献 田中勘七
9電力体制下で唯一独立系の九電工を創設 橋岡八郎
日本のテレビ用ブラウン管バルブ事業の創始者 渋田三郎
日本のステンレス生産高世界一に多大の功績 望月重信
新機軸のモータ開発、「モートルの安川」確立 安川泰一
奥只見ダムなど只見川水系の水力発電所の建設を指揮 白川應則
被爆後、長崎の電力復旧に見事な陣頭指揮 小川敬次〔ほか〕